2019年1月12日㈯勉強会
2019年1月12日㈯勉強会
テーマ
「相談支援専門員ってなに?」
〜相談支援専門員の役割と我が子の成長との関わり〜
板橋区熊野地域センターにて、第2回目目の勉強会を開催予定でしたが、今回は皆さんご都合がつかず、参加者0でした(ToT)
今後開催日時やテーマなど、再度練り直さないとと感じていますが、今回は勉強会でお伝えする予定だった情報を掲載していきます(^o^)
今回は前回の勉強会でも注目が集まった、相談支援専門員についてのお話でした。
ちょうど私が1月7日から相談支援専門員資格取得の為の研修に行くこともあり、最新の情報がお伝えできるかなと思ってのテーマ設定でした。
はじめに相談支援専門員って何なんだ?という解説として、制度上の何に位置づいているかですが、障害者総合支援法において、自立支援給付の計画相談支援に位置づけられています。
資料の図がその関係図ですが、よく見ると児童発達支援事業や放課後等デイサービスの事業がどこにもないですよね?
児童のサービスは児童福祉法に定められているので、障害者総合支援法のカテゴリーには入っていないんです(^^)
では何をしてくれる人なのかと言えば、サービスを利用するのにあたり、受給者証を申請する際、どんなサービスが必要かというサービス等利用計画を作成してくれる人です。
サービス等利用計画というのは、添付にあるような書式で、どんな目標を立てて、達成するためにどんなサービスが必要か、どんな生活を送りたいかなどを明記しています。
受給者証の申請にあたり必ず必要かといえば、現状そんなことはありません。
セルフプランという、自分もしくは家族が似たような書式を使って、相談支援専門員がいなくても受給者証を申請することが出来ます。
では相談支援専門員って別にいらないのでは?と思いますが、そうではありません。
その他にも行政やサービス利用する事業所、学校などの関係機関との調整や本人、家族の相談役といった役割はセルフプランでは得られません。
むしろこの部分を相談支援専門員には期待されています。
必要な支援がな無い場合の支援の創造というのは、地域にほしい支援が無いとき、インフォーマルサービスと言って、公的な支援ではない、ボランティアやサークル、習い事といったサービスを組み合わせたり、調整することで必要な支援を整えることも求められます。
これは相談支援専門員といえど、かなりレベルが高いスキルで、どこでも誰でもできるとは行かないようです。
では、板橋区にはどのくらい相談支援事業所があるかと言えば、全体では30箇所以上ありますが、児童の相談支援を受けてくれるところは限られます。
中には重度障害のみや未就学児のみ受けるというところもあり、利用するにしても狭き門です。
私達も探すのには苦労しました。
なぜ少ないかと言えば、児童期の支援は専門的な知識やスキルが特に求められ、成長にあたり大事な時期でもあるので、サービス支援機関と対等な知識で話が出来たり、理解ができないと相談支援専門員としている意味がありません。
そのため受け手も少ないようです。
また板橋区は他区に比べ、訪問介護事業所つまりヘルパー事業所が相談支援事業所としてやっているところが多く見られる印象です。
では他の区はどうかといえば、区でばらつきがあり、見た感じでは世田谷区や江戸川区が多いようです。
児童を受けてくれるところはやはり他区でも少なく、今私は相談支援専門員資格取得の為の研修を受けに行っていますが、毎年800名も受けてるのに実際に業務に就く人は2割だそうです(¯―¯٥)
これでは受けてくれる事業所が少ないのも仕方がないですね。
受けてくれる事業所がない場合は、セルフプランでスタートさせ、後で相談支援事業所を見つける手段もあります。
板橋区は受給者証申請を受ける、お住まいの地域エリアの福祉事務所によって、相談支援が絶対いないとダメだという福祉事務所もあれば、セルフプランでいいよと言う福祉事務所もあり、区内でも見解が異なった対応をするのは課題と言えます。
相談支援専門員に何が求められるかと言えば、豊富な知識と客観的な視点、連絡調整だけでなく、交渉役としての交渉力が大事かと思います。
子供たちはいつか親元を離れます。そのためには幼少期からの情報や支援を次のステージにつないでくれる人、知識が少なかったり、親としての思い入れが強すぎて、視野が狭くなってしまうときにアドバイスをしてくれる人がいたら、親として嬉しいと思いませんか?
相談支援専門員は本人に対しての支援ですので、保護者がいても主役は本人。
そんな本人を見てアドバイスや交渉をしてくれたり、相談先が少ない親を励ましてくれる人がいたら、子供たちの将来にとって、こんなに安心することはありません。
すぐに良い相談支援専門員に巡り会えるとは限りませんが、子供の将来を考えたら、今からネットワークを張り巡らせて、良い相談支援専門員が見つかるように行動を起こしておくことはとても大事です。
皆さんのお子さんの将来に役立つような相談支援専門員の情報も、この勉強会で引き続き発信していきたいと思っています(^o^)
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